文句も言わず、ただ黙々となんとか毎回みております。以下、わたくしの個人的なつぶやきです。って、いつもそうですが。
今週木曜、バレーボールで時間か押した回、初めてちょっと「これ、ドラマじゃん」と思いました。
やくざと介護のあんばいが、今までどうしてもピンと来なかったし、それ以前に、クサナギツヨシにも魅力を感じなかったし、ゲストの使い方ももったいないなあ、と思っていました。そして脚本にはいつもがっかりしていました。
そもそも始まる直前まで「ちょっとコメディ」と謳っておきながら、始まってみればシリアス。毎回撮って出しらしいスケジュール。こんな状態でいいものが作れるわけがない。一回目は紹介編、と思って見たけれど、二回目からのがっかり感は、わたしには切ないほどのものでした。
かなり「作品として」評判がいい、と聞いて、さらにがっかりしました。今のテレビドラマって、これで「すごくいい」なんだ、と。テレビドラマはそこまで落ちているのだな、と。今期、ほかのドラマは一切見ていないので、比べられないのが残念です。ドキュメンタリーやWOWOWの海外ドラマ、映画の方がわたしにはずっと楽しいから、貴重な時間を地上波のテレビドラマに割く気になれません。
でも、第8回は、初めてドラマとして成り立っているなあ、ちょっと感動しちゃったじゃん、でした。感動ではないな。年齢的にいって、わたしはまさに西田尚美の立場。もっと上ですけどね。自分のことははぶきますが、「母のためにいい娘でいたい」「自分の時間をもちたい」の狭間で苦しむ人の気持ちが、西田、そして江波杏子の迫力ある演技で痛いほど、本当に痛く、突き刺さりました。あんな場面が、日本中に、世界中にある。そこに、彦一のような存在はまず、いない。つらいです。お母さんを施設に入れて、まだ罪悪感にさいなまれている西田尚美。小市満太郎みたいな男友達も、たいていはいません。だから、西田尚美はとても恵まれた環境でドラマは終わりました。
母子がいつまでも同じ母子でいたい、という気持ち。でも「自分の人生がほしい」という気持ち。だけど、「ずっと同じ母子のままでいる」のもまた「自分の人生」。自分で選んだ人生。それを、母子二人にわからせてやった彦一。
若年性アルツハイマーになった母、認知症になった祖母を捨てた母、ヘルパー修行をする、幼い息子の切なさ。
この先、しばらく収まっていたやくざ路線がどう出てくるのか心配ですが、「親と子」が大きな柱として立っていくかどうか、最後にどこに着地するのか、心配しながら、最期まで見届けます。
クサナギツヨシ、かっこよかったです。メイサちゃんほかの共演者もいい仕事をしていました。特に、仲里依紗の存在感、「とてもちゃんとした子」が、ある意味このドラマの中心ではないかと思いました。演技はもちろん、役としての存在、彼女からどんな方向、どんな距離にいるかで、ほかの役が輝くのではないか、と。だってこんな子、今希少ですもの。なのに、とってつけたようになってない。彼女は今後、しっかり見届けたい女優さんの一人になりました。
次回も楽しみです。